専門家に聞きました:「外壁材(サイディング)」
家づくりに欠かせない外壁材。
「外壁」は住まいの顔であり、大切なマイホームを保護し、長持ちさせる要素であり、住環境を快適にする盾でもあります。外壁材とひと口に言っても「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」「木質系サイディング」「RC」「ALC」「レンガ」「タイル」「モルタル」「漆喰」「板張り」など様々な種類があります。その中で今回の専門家に聞きましたは、国内の新築戸建ての80%超に使われている外壁材「サイディング」についてサイディングの種類や特徴を各建材メーカーさんにお聞きしました。
県内でよく使われている「窯業系」「金属系」「樹脂系」サイディングの種類別に、メーカーの皆さんにお聞きしました。
ニチハ株式会社様に聞きました
窯業系(ようぎょうけい)サイディングは主原料としてセメント質原料および繊維質原料を成形し、養生・硬化させ塗装した外壁材です。外壁材に求められる性能には、品質防火性、耐久性、デザイン性、重量、価格、メンテナンスの容易さなどがありますが、窯業系サイディングはすべての項目を平均以上に満たすバランスの良い材料です。乾式施工法のため、工期も短縮でき、住宅全般のコストダウンに貢献するため、多くの住宅会社様、工務店様に支持されています。
● 乾式施工で工期が早い
● メンテナンスが容易
● サイディングの汚れを落とすには水洗いが有効です。ホコリや土などの汚れが付いた場合には、早めに清掃頂いた方が長持ちします。
旭トステム外装株式会社
『ガーディナルSmart』
旭トステム外装の最高級サイディング「ガーディナル」は、入隅(いりずみ)や出隅(でずみ)という建物の角、サイディング本体の板の継ぎ目にシーリングを使わない”シーリングレス工法”。 美しい住まいの外観を実現する今注目の製品をキャッチアップ!
アイジー工業株式会社様に聞きました
金属サイディングとはガルバリウム鋼板(55%アルミニウム・亜鉛合金メッキ)に断熱材を裏打ちしている商品です。高い断熱性能に加え、軽量のため地震の際に建物にかかる負担を低減できます。また金属であるため寒冷地で起きる凍害(外壁材が吸水し、凍結と融解を繰り返すことで基材が劣化する現象)の心配がありません。長尺対応も可能となり、耐久性の優れた外壁材であります。
● 軽量
● 優れた耐久性
● 長尺対応可能
● 水洗いで取れない汚れは中性洗剤(1~2%の水溶液)を使用し、最後に水洗いをしてください。
● 塗り替えの時期については遮熱性フッ素樹脂塗装品につきましては、20年以降の再塗装を目安と考えております。
アイジー工業株式会社
『SF-ビレクト』
表面の平滑性と美しい水平ラインを実現した唯一無二の金属サイディング。薄い鋼板特有の波打ちは、裏打ちされた断熱材と成型技術により解消しました。多様で自由なプランニングを可能にし、こだわらいの住まいづくりにお応えします。
アイジー工業株式会社
『NFI-フィネストーン』
遮熱性フッ素インクジェット塗装採用で、石肌感を繊細に表現した金属サイディング。遮熱性・防汚機能・高い耐久性を兼ね備えた外壁材で、美しさが長持ちします。メンテナンスサイクルも長く、新築からリフォームまで広くオススメします。
ニチハ株式会社
『センターサイディング iシリーズ(アイシリーズ)ファインボーダー』
フルカラーインクジェットの採用で陰影感ある細かい石積柄を表現。立体感と落ち着いたラーが住まいに調和します。
旭トステム外装株式会社
『スパンサイディングS』
さびに負けない、次世代のガルバリウム外壁材。使い勝手のいい定番カラーから、目をひくビビッドカラーまで。多彩なラインナップを揃えた、人気のストライプ柄です。
旭トステム外装株式会社様に聞きました
日本国内の住宅に使われる外壁材の多くは、窯業サイディングと金属サイディングです。そこに新たな選択肢として登場した、樹脂サイディング。過酷な気候条件のアメリカ・カナダで50年以上の歴史を持つ樹脂サイディングは耐久性・経済性に優れ、日本の気候風土に最適な外装材です。樹脂サイディングの大きな特徴でもあります。
● 「耐凍害性能」積雪地で起こりやすい「外壁材がボロボロになってしまう」現象が起きにくい。
● 薄くて軽量。だけど丈夫な外壁材。
● 人災・天災等により変色・褪色・破損のメンテナンスが必要になる場合があります。
● 汚れの場合は、軟らかなスポンジ等で十分水洗いして下さい。
※汚れのひどい場合は中性洗剤を含ませた布で十分に水洗いして下さい。
● 破損している場合は、破損個所の1枚を交換する事が出来ます。
● 高所作業等を伴う場合は、専門業者様にご相談をお願い致します。
旭トステム外装株式会社
『WALL-J』
『GRAND RIVER(グランドリバー)5色設定』
落ち着いた配色で高級感を印象付けるシリーズです。北米でトップクラスのシェアを持つPlyGemが誇る待望の濃彩色です。
WALL-J本体の厚みは、交通系ICカードと同じ約1mm。薄い外壁材ですが、18㎜ある外壁材と同等の耐衝撃性能を持っています。※JIS 5422 窯業 サイディング耐衝撃性試験を参考。